ひとつめは、プハン器具自体の問題。
まず、チェックしていただきたいのは、プハンセットに同梱のシリコン部品(薄いオレンジ色の小さなプラスティックで、小さな透明の袋に入っています)を
各カップにセットしていただいてますでしょうか?
シリコンがカップにセットされていないと全く吸いませんので、セットしてからお使いください。
シリコンの問題でないとすると、【ポンプ】の問題が考えられます。
ポンプを、吸い口を手のひらに当てて、シュッシュッシュッと比較的早い動きで、取っ手を最後の方まで引いていただいたときに、手のひらに吸引を感じます
か?
ある程度吸い付くのが感じられるようなら、ポンプは作動していると考えられますが、まったく作動していなかったら、ポンプの内部のゴムが脱落している等
の問題が考えられますので、
Q.34を
お読みください。
また、ポンプに問題がなかった場合は、使い方の癖によるものかもしれませんので、それについてもお話ししておきます。
まず、プハンを初めてされる方は、プハンカップとポンプをきちんとつなぐ傾向にありますが、これはカップを肌に付け吸引した後、ポンプを取り外す際、
カッ
プを相当キチンと固定しておかないと、カップと皮膚の間に隙間が出来てそこから、空気が入ってしまうことになります。変な話ですが、カップとポンプは、
(取れやすいぐらいに)いいかげんにつないでお使いください。
また、ポンプを作動させるときには、シューッシューッシューッとゆっくりではなく、シュッ!シュッ!シュッ!と比較的早い動作で行うことをお勧めしま
す。そうすると、カップと皮膚の隙間から空気が抜ける速度よりも、早く吸引できるからです。
それと、はじめにお試しの際には、どうなっているのかが見えるように、おなかにご自分で行ってください。
確かにカップが皮膚にしっかりとくっついているかを、ご確認の上、吸引されると良いでしょう。
それと、プハン使用時に、プハン用ローションはお使いですか? プハンを上手にご利用いただくには、プハンと皮膚の間
の空気を遮断する為に「水分」が必要です。
プハンローションをお使いいただいている場合でも、ローションを皮膚にすり込んでしまうのでなく、むしろ皮膚の上に水分が残っているのが見える程度べちゃ
べちゃにしてプハンを付けていただいた方が痛くないですし、吸付きが良くなります。
また、皮膚が盛り上がってくるのを怖がって吸い方が弱いと、カップはすぐに落ちてしまいます。
ポンプの引き手に4本の指をかけ、力が均一になるようにゆっくりと奥まで3回程ポンプの引き手を引っ張ってください。
それで痛くなければ、5回まで引いてください。人体が心地よいと感じる限界の圧力400mmHg以上には吸引できないように工夫されていますので、吸引し
過ぎにはなりません。(ホースを付けて使用する時は、ポンプで直接吸った時よりも多少弱くなります。)